「部署内で世代間ギャップが大きくて……」
「今の世代の求職者に刺さるポイントって?」
「ずっと変わっていない。変えたい。でも、“変えられない理由”もわかってる」
――そんな悩みを抱える13名の人事が一堂に会しました。
今回の人事交流会の参加資格はたったの2つ。「人事の仕事をしていること」、「創業50年以上であること」です。歴史を背負った企業の人事たちが、それぞれの課題と向き合うために集結しました。
この記事は2025年7月に実施した人事る部のイベント「集えや、老舗人事」についてのレポートです!
人事る部とは?

【人事にガチンコで取り組む】=【人事る】——と私たちは定義して、本気の人事・採用担当者が集い情報交換できる場づくりに力を注いでいます。採用に関するワークやディスカッションを通して、ポジティブな繋がりを作れる人事交流会を大阪で定期的に開催。これまで100名以上の“人事る”人たちが集まっています。
老舗という共通点

参加企業の創業年数を合計すると、なんと全員で815年! こう聞くと圧巻。本当に老舗企業が集まっているのだなという事実が伝わってきます。参加者から集まった悩みを一部抜粋すると以下の通り。
「上司や、さらにその上の経営層をどう説得するかが課題」
「商品やサービスに知名度はあるのに、採用市場では大きな武器になっていない」
「本当は労務規定をもっと今風にアップデートしたい。でも……」
老舗ならではの課題が浮き彫りになり、良くも悪くも「それってウチだけじゃなかったんだ」という参加者の安心感が垣間見えました。お互いに情報交換をしながら、ときには悩みを吐き出し、ときには前向きなヒントを持ち帰る。そんな光景があちこちで見られたのが今回のハイライト。
異業種同士なのになぜか通じ合える。「老舗」を共通言語にして、参加者それぞれが立場や背景を超えた交流を深めていました。
人柄も会社も十人十色
「では、早速みなさん交流してください!」——と丸投げしないのが人事る部。できる限りのお節介を発揮します。まずはマイクリレー形式で自己紹介する時間を設けました。自社の紹介から課題に感じていること、さらには “プライベートな老舗ポイント” まで、いつもよりたっぷり語ってもらいます。一人ひとりにマイクが渡るため、30分〜40分ほどの時間がかかりますが、業界も人柄もまったく異なるため、まったく飽きが来ないので不思議です。


3ターン制で全員と交流しやすく
ちなみに、当日の座席は人事る部の運営が事前アンケートの内容をもとに配置しています!
「得意なこと」「苦手なこと」「今回の交流会で話したいこと」など、参加者の得意不得意や要望を踏まえ、できるだけ有意義な会話やマッチングが生まれるように調整しました。
交流の途中には、タイミングを見て席替えも実施。1巡目・2巡目・そして懇親会の3ターンに分けて、できるだけ多くの方とまんべんなく交流できるよう設計されています。


いつもの人事る部では「模擬面接」や「採用ピッチの相互レビュー」などの実践的なワークショップを実施していますが、今回はあえて交流メイン。なるべくスムーズに交流や対話が生まれる仕組みづくりに専念しました。
後半戦はお酒も解禁

人事る部では、軽食とドリンクを囲んだフラットな交流の場もご用意しています。
今回も盛り上がってなによりです!!
(ビールの一部が「ちょっとぬるい」というトラブルも。すみませんでした。次回は全部キンキンに冷やしてお待ちしております!)
参加者の声
初参加の方も多かった今回の人事る部ですが、主催側が介入せずとも自然と会話が弾み、情報共有と共感が生まれていたのが印象的でした。
- 初参加でしたが、様々な話をすることができて貴重な経験になりました。ありがとうございました。
- 和やかな雰囲気で、みなさん話やすかったです。
- 他社と交流することが少ないので、良い体験でした!
ほかにも母集団形成の方法や、業者の選定方法について、労務関係についてなど、実務に直結するような話題が飛び交っていたように思います。それぞれの現場ならではの工夫や課題感が共有され、実務に活かせる“ヒント”が見つかったのではないでしょうか。
※「こうした方がもっと良くなるのでは?」という前向きなご意見もいただいています。次回以降にしっかり反映し、より良い場づくりを目指します。
▼まだまだやります!人事る部!
毎度毎度テーマを変えながら、人事る(=人事をガチる)人たちが集まる人事る部。
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