2026.04.27

2026/05/07

求人広告の代理店と直販の違いとは?メリット・デメリットと選び方を解説

「代理店に頼むと費用が高くなるのでは?」
「直販と代理店、結局どちらに依頼すればいいのかわからない」

求人広告の依頼先を検討するとき、こうした疑問を持つ採用担当者は少なくありません。

両者は同じ求人広告という商材を扱っていても、サービスの範囲や提案の深さが微妙に異なります。

この記事では、直販と代理店の違いをわかりやすく整理し、それぞれのメリット・デメリットと選び方を解説します。

求人広告の「直販(メーカー)」と「代理店」とは?

求人広告の依頼先は、大きく「直販(メーカー)」と「代理店」の2種類に分かれます。どちらも求人広告を取り扱っていますが、提供できるサービスの範囲や窓口構造が異なります。まずはそれぞれの定義を整理しておきましょう。

直販(メーカー)とは?

メーカーとは、求人媒体を自社で運営している会社のことです。マイナビブランドを多数展開する株式会社マイナビや、dodaを運営するパーソルキャリア株式会社などがその代表例です。

直接契約になるため、仲介コストが発生しない点はメリットです。

一方で、取り扱えるのは自社媒体のみに限られます。複数の媒体に同時掲載したい場合は、それぞれ別々に契約・原稿作成・応募管理をおこなう必要があり、採用担当者の工数は大きくなりがちな構造です。

求人広告代理店とは?

代理店は、複数のメーカーの媒体を横断して取り扱う会社です。企業と求人サイトの間に入り、媒体選定・原稿制作・運用改善までを一括でサポートします。

複数媒体を並行して運用する場合でも、窓口を一本化できるため、管理の手間を抑えられます。採用ノウハウを持つ担当者がついてくれる代理店であれば、媒体選定だけでなく、採用課題の整理やエントリー後の歩留改善などの細やかな提案も期待できます。

代理店にも2種類ある(総合型・専属型)

代理店にはさらに2つの形態があります。複数のメーカーと契約し幅広い媒体を取り扱う「総合代理店」と、特定の1メーカーとのみ契約している「専属代理店」です。

一般的に「求人広告代理店」は「総合代理店」を指すことが多く、複数の広告媒体をフラットに比較しながら提案を受けられる点が特徴です。専属代理店は特定媒体への理解が深い反面、提案の選択肢は限られます。

▽「専属代理店」の例
A社は10媒体以上のサービスを取り扱うが、専属なのですべてリクルート系のみ

直販と代理店の違いを5つの軸で比較

直販と代理店は、複数の観点で違いがあります。自社の状況に照らしてどちらが合うかを判断するために、5つの軸で整理します。

①取扱媒体の数

最も大きな違いのひとつです。直販は自社媒体のみの取り扱いになるため、選択肢は限られます。代理店は複数メーカーの媒体を横断して取り扱うため、採用ターゲットや職種に合わせた媒体選定が可能です。複数媒体を組み合わせたい場合は、代理店の方が選択肢の幅が広くなります。

求人広告以外の手法を外注したい場合にも、代理店に軍配が上がるでしょう。

②費用

「代理店を使うと手数料が上乗せされる」というイメージを持つ担当者も多いですが、基本的な掲載料金は直販・代理店ともに変わらないケースがほとんどです。

代理店はメーカーから手数料を受け取る仕組みで収益を得ているため、企業側が割高になるわけではありません。

代理店で複数媒体をまとめて発注する場合は、セット割引が適用されることもあります。

③サポートの範囲

直販は自社媒体に特化したサポートが中心です。媒体の機能・オプション・効果的な活用方法については深い知識を持っています。

一方で代理店は媒体選定から原稿制作・掲載後の効果測定・改善提案まで、採用活動全体を通じたサポートが期待できます。採用課題の整理から入ってくれる代理店であれば、より戦略的な支援につながります。

④対応スピード

直販は社内で完結する業務が多いため、原稿修正やオプション対応などのスピードは速い傾向があります。代理店はメーカーとの連携が必要な場面で一定の時間がかかる場合があります。

ただし、これは代理店によって差があり、社内体制が整っている代理店では遜色ないスピードで対応しているケースも多いです。

⑤対応エリア

直販は東京・大阪・名古屋などの大都市に拠点を置くケースが多く、地方エリアでは営業活動自体を代理店に委託していることもあります。

地方での採用を検討している場合、実質的に代理店しか選択肢がないというケースも珍しくありません。エリアに密着した代理店であれば、地域の労働市場の特性に応じた提案も期待できます。

求人広告代理店を使うメリット・デメリット

代理店の活用を検討する際は、メリットだけでなくデメリットも把握しておくことが重要です。

メリット①複数媒体を一括管理できる

異なるメーカーの媒体をまとめて契約・管理できるため、窓口が一本化されます。担当者とのやり取り・原稿作成の打ち合わせ・応募管理を最小限の工数で済ませられる点は、採用担当者の負担軽減として大きなメリットです。複数媒体を並行して運用したい企業にとって、特に恩恵を感じやすいです。

メリット②フラットな媒体提案が受けられる

直販は自社媒体しか提案できませんが、代理店は複数メーカーの媒体をフラットに比較したうえで提案できます。「自社の採用ターゲットにどの媒体が合っているか」を客観的な視点で選定してもらえるため、媒体選びの精度が上がります。特定の媒体に縛られず、採用課題に応じた最適な組み合わせを提案してもらえる点が強みです。

メリット③原稿制作・運用まで任せられる

媒体選定だけでなく、求人原稿の制作・掲載後の効果測定・改善提案まで一括して対応してもらえる代理店も多いです。

社内リソースを節約しながら広告の質を高められるという点は、採用担当者が少ない企業にとって特に価値があります。原稿のクリエイティブにまで踏み込んでくれる代理店であれば、応募数・応募の質の両面での改善が期待できます。

デメリット:代理店によって質にばらつきがある

代理店は大小さまざまな会社があり、サービスの質・提案力・サポート体制には差があります。「媒体を売ること」が目的になっている代理店と、「採用課題を解決すること」を軸に動く代理店とでは、支援の深さが大きく変わります。

初回のヒアリングの丁寧さや、採用課題への理解度を見極めることが、代理店選びで最も重要なポイントです。

直販を使うメリット・デメリット

直販にも固有の強みがあります。状況によっては直販の方が適しているケースもあるため、整理しておきましょう。

メリット①媒体の深い知識・情報が得られる

直販は自社媒体の運営元であるため、媒体の仕様・機能・オプションについての知識は代理店よりも深い場合があります。

新機能のリリース情報やキャンペーン情報も、代理店より早いタイミングで共有されることがあります。特定の媒体を深く使い込みたい場合や、媒体固有の機能を最大限に活用したい場合に強みを発揮します。

メリット②対応がスピーディーになりやすい

原稿修正・掲載調整・オプション変更などの対応が社内で完結するため、代理店を経由するよりもスピーディーな対応が期待できます。タイトなスケジュールで掲載を進めたい場合や、細かな修正が頻繁に発生する場合には、直販の方がストレスなく進められることもあります。

デメリット:自社媒体以外の提案は受けられない

直販の最大のデメリットは、自社媒体以外の選択肢を提案してもらえない点です。どのような採用課題に対しても自社媒体が最適解として提案される構造になるため、フラットな媒体選定は期待しにくいです。複数媒体を検討したい場合や、採用ターゲットに合わせて媒体を使い分けたい場合には、選択肢の幅が制限されます。

「媒体選び」よりも重要なことは…?

直販か代理店かという議論は重要ですが、採用の成否はそれだけで決まるわけではありません。実務の現場では、「どの媒体に出すか」よりも「何をどう伝えるか」の設計が、応募数・応募の質に大きく影響します。

求人原稿の訴求内容・採用ターゲットの言語化・自社らしさの表現。こうした要素が整っていなければ、どの媒体に出しても効果は限定的になります。媒体選定の前に、「誰に・何を・どう伝えるか」を整理できているかどうかを確認することが、採用精度を上げる第一歩です。

採用クリエイティブや原稿設計まで踏み込んでサポートしてくれる代理店を選ぶことが、単なる「掲載会社」ではなく「採用支援パートナー」として機能するかどうかの分岐点になります。

代理店と直販、どちらを選ぶべき?

直販と代理店の違いを踏まえたうえで、自社の状況に応じてどちらを選ぶかを判断しましょう。

代理店が向いているケース

・複数媒体を組み合わせて採用したい

・採用担当者のリソースが限られている

・採用課題の整理から支援してほしい

・地方エリアでの採用を検討している

などの場合は代理店がおすすめです。媒体をまとめて管理しながら、採用活動全体を一社に任せたいというニーズに代理店は応えやすいです。

直販(メーカー)が向いているケース

・特定の媒体に絞って深く使い込みたい

・媒体固有の機能やオプションを最大限に活用したい

・スピード感を最優先したい

・すでに利用したい媒体が決まっており、その媒体のノウハウを最大限に引き出したい

などの場合は直販(メーカー)がおすすめです。

代理店と直販、どちらを選ぶにしても最終的には「自社の採用課題に対して、どれだけ深く向き合ってくれるか」が判断の軸になります。

求人広告の制作・運用はNOVELにお任せください

株式会社NOVELは、高品質なクリエイティブで採用を成功させる求人広告代理店です。

お客様の採用ターゲットや予算、採用難易度に応じて、可能な限り低コストで、かつ高精度に優良人材へリーチできるよう、最適な媒体構成を設計・ご提案します。

単なる媒体枠の提供に止まらず、再現性の高い採用ノウハウを提供できるのが私たちの強みです。採用や求人にお困りの際は、ぜひ、NOVELの求人広告運用をご検討ください。

まとめ

直販と代理店の最大の違いは、取扱媒体の範囲とサポートの深さです。料金面での差はほとんどないため、「費用が高くなる」という心配は基本的に不要です。

代理店は複数媒体の一括管理・フラットな媒体提案・採用課題への総合的な支援に強みがあります。直販は特定媒体への深い知識と対応スピードに強みがあります。

自社の採用ターゲット・募集職種・担当者のリソースを整理したうえで、課題に合った依頼先を選ぶことが、採用活動の精度を高める近道です。

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