2026.05.26

2026/05/27

採用代行(RPO)の費用相場は?料金体系・業務範囲別の料金目安を解説

採用代行(RPO)を導入したくても、料金体系が複数あり、業務範囲や雇用形態によっても金額が大きく変わるため、相見積もりを取る前の段階で混乱してしまう担当者も少なくありません。

この記事では、採用代行の料金体系ごとの仕組みと費用相場、業務範囲別の料金目安を実務目線で整理します。採用代行(RPO)導入のメリット・デメリットや業者の選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

※新卒・中途どちらのご担当者様にもためになる内容です。

採用代行(RPO)とは?

採用代行(RPO:Recruitment Process Outsourcing)とは、企業の採用活動の一部または全部を外部の専門業者に委託するサービスです。

求人票の作成から応募者対応、面接調整、内定者フォローまで、採用プロセス全体をカバーできる点が特徴です。

採用代行(RPO)が注目される背景

求人媒体の多様化やダイレクトリクルーティングの普及により、採用担当者が管理すべきチャネルと業務量は年々増加。しかしながら、人事のリソースも限られています。

「全部やらなきゃいけないけど手が回らない……」という膠着状態に悩む人事が後を絶ちません。

こうした状況の中で、面接や採用戦略など「本当に必要なコア業務」に注力するために、オペレーション業務などは可能な限り外部の採用代行業者に委託するというトレンドが高まっています。

採用代行(RPO)に依頼できる業務範囲

採用代行に委託できる主な業務は以下の通りです。委託範囲が広いほど費用は上がるため、自社の課題に合わせて絞り込むことがコスト最適化のポイントとなります。

求人媒体の選定・求人票作成・掲載管理

媒体選定から求人票ライティング、効果測定まで一括対応も可能

スカウト配信

ダイレクトリクルーティング媒体での配信・文面改善など

応募者対応・選考日程調整

サンクスメール、書類スクリーニング、面接日程の調整・リマインドなど

内定者フォロー・入社手続き支援

辞退防止フォロー、入社書類の案内・回収など

採用計画の立案・戦略設計

採用ターゲット定義、チャネル選定など上流工程(コンサル領域のため費用高め)

各業務の詳細やメリット・デメリットについて、こちらの記事で詳しく解説しています。

採用代行(RPO)の料金体系

採用代行の費用のイメージを掴むためには、まず料金体系の種類を知る必要があります。

委託する業務量は同じでも、コストが大きく変わる場合も。代表的な3つの体系を確認しておきましょう。

定額制

毎月一定額を支払う契約形態で、相場は月額10万〜100万円程度です。

(1ヶ月契約、3ヶ月契約、年間契約など、期限はサービスのプランによりさまざまです)

業務範囲と対応工数を事前に合意したうえで契約するため、コストの予測が立てやすく、予算管理がしやすい点が特徴です。採用活動が通年で継続する企業や、複数ポジションを同時に動かしている企業に向いています。一方で、採用活動が少ない月でも固定費が発生するため、採用ニーズが季節変動する企業にはコスト効率が下がる場合があります。

成果報酬型

採用が決まった場合にのみ費用が発生する契約形態です。1名採用あたりの費用は理論年収の20〜35%程度が相場で、人材紹介に近い料金感になります。

初期費用がかからないため試しやすい反面、採用が増えるほどコストが膨らむ構造です。採用人数が少ない場合や、費用対効果を採用確定後に判断したい場合に選ばれる傾向があります。

従量課金型

実施した業務の量に応じて費用が発生する契約形態です。たとえばスカウト配信なら「1通あたり○円」、日程調整なら「1件あたり○円」という単価設定になります。

必要な業務だけスポットで依頼したい場合や、月ごとに業務量が変動する企業に向いています。ただし、業務が積み重なると月額固定より総コストが高くなるケースもあるため、利用前に上限の目安を確認しておくことが重要です。

採用代行(RPO)の費用相場

料金体系の違いを踏まえたうえで、実際の費用感を雇用形態・職種・業務範囲の3軸で整理します。これらの軸が組み合わさることで費用が決まるため、自社の状況に照らして目安を把握しておきましょう。

※この項では月額あたりの相場で表現しています。

中途採用の採用代行の費用相場

中途採用の総合支援は月額30万〜80万円程度が一般的な相場です。

新卒採用の採用代行の費用相場

新卒採用は採用活動期間が長く、説明会対応や書類管理など業務量が多いため、月額50万〜100万円を超えるケースもあります。

アルバイトの採用代行の費用相場

アルバイト・パート採用は業務の難易度が比較的低いため、月額10万〜30万円程度に収まることが多いです。ただしアルバイト採用でも大量採用の場合は対応工数が増えるため、従量課金型での契約が適していることがあります。

職種・難易度別の費用相場

専門職など採用難易度が高い職種は、スカウト配信の対象者が限られ、コミュニケーションにも専門知識が必要なため、費用は相対的に高くなります。

たとえばエンジニア採用に特化した代行業者では月額100万円を超える契約も珍しくありません。

一方、事務職や販売職など母集団形成がしやすい職種は、オペレーション代行に絞れば月額10万〜30万円程度から対応可能なケースもあります。職種の採用難易度と代行業者の得意領域が合致しているかどうかが、費用対効果を大きく左右します。

業務範囲別の費用相場

委託する業務の範囲が広いほど費用は上がります。

目安として、日程調整・応募者対応などのオペレーション代行のみであれば月額10万〜30万円程度、媒体管理・スカウト配信を加えた中間支援で月額30万〜60万円程度、戦略立案から内定者フォローまでのフルサポートでは月額60万〜100万円超になることが多いです。

業務範囲を広げるほど費用が増える一方で、社内リソースを大幅に解放できるため、採用担当者の人件費と比較してトータルコストを判断することが重要です。

業務範囲別の料金の例

業務内容 料金(例)
面接日時の設定 5万円~/月
面接官代行・評価シートの作成 1万円~/回
応募者への合否連絡 2万円~/月
採用条件通知書の発送 2万円~/月
欠席者のフォロー・別日程の案内 2万円~/月
応募者のスクリーニング 2,500円~/回
求人広告への掲載 15万円~/月
採用管理システムの運用 10万円~/月
DM・スカウトメールの配信 1,000円~/回

採用代行(RPO)の費用を抑えるコツ

採用代行の費用は、業者選びや契約の組み方次第で大きく変わります。相場を把握したうえで、以下のポイントを意識するだけでコストを無駄にしにくくなります。

委託範囲を絞る

最もシンプルな方法は、任せる業務を絞ることです。「全部お任せ」ではなく、自社で対応できる業務は残し、本当に手が回らない部分だけを委託する。たとえば「スカウト配信と日程調整だけ」と限定するだけで、月額費用はフルサポートの半分以下になるケースもあります。

繁忙期だけ従量課金型を使う

通年で定額契約するのではなく、採用が集中する時期だけ従量課金型を活用する方法もあります。閑散期に固定費を払い続けるのは無駄なので、採用カレンダーに合わせて契約形態を使い分けることがコスト最適化の基本です。

複数社から相見積もりを取る

採用代行業者は価格の透明性にばらつきがあり、同じ業務範囲でも業者によって費用が2〜3倍異なるケースがあります。最低でも3社以上に見積もりを依頼し、業務範囲・KPI・報告体制をそろえた条件で比較することが重要です。「安いから」だけで選ぶと後から追加費用が発生するリスクもあるため、契約内容の明確さも同時に確認しましょう。

KPIと業務範囲を明確にしてコスト超化を防ぐ

曖昧な契約は費用超過の温床です。「どこまでが月額内でどこからが追加費用か」を事前に明文化しておくだけで、想定外のコスト増を防げます。特に従量課金型では月の上限件数を設定しておくと安心です。

採用代行(RPO)の費用対効果は?(人件費との比較)

採用代行の費用を見て「高い」と感じる担当者も少なくありません。ただ、比較すべきは「採用代行の月額費用」だけではなく、採用担当者を社内で抱えた場合のトータルコストです。

採用担当者1名を正社員で雇うコストを試算する

たとえば年収450万円の採用担当者を1名雇用する場合、社会保険料などの法定福利費を含めると企業の実質負担は年間550〜600万円程度、月換算で約45〜50万円になります。

採用代行の中間支援(月額30〜60万円)と比較すると、コスト感はほぼ同等か、場合によっては採用代行の方が安い計算になります。

正社員雇用では解消できないコストもある

正社員として採用担当者を雇う場合、採用ニーズが落ち着いた後も人件費は固定費として残ります。採用代行であれば繁忙期だけ委託範囲を広げ、閑散期は縮小するという柔軟な運用が可能です。

また、採用担当者が退職・異動した際の引き継ぎコストや、育成にかかる時間も正社員雇用特有のリスクです。採用代行はこうした属人化リスクを回避できる点でも、長期的なコスト削減につながります。

「採用できなかったコスト」も含めて考える

見落とされがちなのが、採用の長期化や内定辞退による再募集コストです。求人広告費の再出稿、面接に費やした管理職の工数、入社後の早期退職による再採用——これらを合算すると、採用1件あたりのロスは数十万円規模になることも珍しくありません。

採用代行によって応募数・内定承諾率・定着率が改善されれば、こうした「見えないコスト」の削減効果が月額費用を上回るケースも十分あります。費用の高い安いではなく、採用代行を使わなかった場合のコストと比較することが、正しい費用対効果の判断軸です。

「採用ぜんぶ」の費用は?

株式会社NOVELの提供する「採用ぜんぶ」は、月額費用だけで上流設計からクリエイティブまで一気通貫でサポートします。

・【新卒】説明会予約率21%改善(教育業界)

・【新卒】年間紹介人数 +324名(居酒屋チェーン)

・【中途】地域密着FC店舗  応募数10倍(不動産)

など、実績も多数ございます。

スカウト配信や応募者対応などのオペレーション業務から、まず試してみたいというニーズにも対応可能。初期費用10万円からで、スポットの業務にも対応いたします。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

まとめ

採用代行の費用は、業者や契約内容によって大きく異なります。ただ、費用の高い安いよりも「自社の採用課題に合っているか」が本質的な判断基準です。

まず委託したい業務と目的を明確にする。それだけで、業者選定の精度も、費用対効果の感じ方も変わります。

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