SNS採用代行の比較ポイント|失敗しない選び方とタイプ別の見極め方
SNSを活用した採用には一定のノウハウやリソースが必要となります。しかし、いざ外部の委託先を検討し始めると、SNS専業のマーケティング会社から採用特化の代行会社まで、候補の多さに戸惑うはずです。しかも各社の得意領域はバラバラで、料金体系も月額制から成果報酬型まで幅があります。
- SNS採用代行を比較検討する基準が知りたい
- 自社に合うタイプの代行会社を見極めたい
- 費用相場と失敗パターンを事前に押さえたい
という人事担当者に向けて、本記事では比較の具体的な基準と、サービスのタイプ別の向き・不向きを解説します。自社にとってベストな代行会社を選ぶための参考としてください。
SNS採用代行を比較する前に整理すべき3つのこと
安易に「有名だから」「安いから」という理由で選んでも、採用やエントリーにつながらなければ意味がありません。まずは、自社の現場を整理し、代行会社に求める条件を明確にしましょう。
①委託したい業務範囲
戦略設計から丸ごと任せたいのか、動画制作だけを切り出したいのか。アカウントの管理・運用は自社で担い、コンテンツの企画・編集のみ外注する方法もあります。委託範囲が曖昧なままだと、見積もりを取っても正しく比較できません。
②採用ターゲット
職種や業種、新卒、第二新卒、中途採用など、募集条件によって採用のターゲットは変わります。ターゲット次第でショート動画の内容も変わりますし、ポジションによってはnoteなどテキスト主体の媒体も効果的です。SNS採用代行を選ぶうえでは、自社のターゲット層が好むSNSコンテンツと、代行会社の得意な企画や媒体が一致していることが大前提です。
③予算と評価期間
SNS採用は成果が出るまでに時間がかかる施策です。また、SNSをきっかけに応募へ至った場合でも、自社サイトや他媒体経由での応募者数に紛れ込みやすく、施策自体の貢献度合いを計測しにくい特徴もあります。
何ヶ月続けて、いくらまで投資し、何をもって継続・撤退を判断するか。この基準を先に決めておくと、契約期間や料金体系の比較が具体的になります。
SNS採用代行を比較する4つの軸
自社の条件が整理できたら、次の4つの軸で各社を比較します。
①採用領域の実績があるか
SNS運用の実績と、採用SNSの実績は別物です。商品PRやブランディングの運用と、応募を生む運用ではターゲット設定も評価指標も異なります。提案時に語られるKPIが再生数やフォロワー数だけなのか、応募数・採用数まで踏み込んでいるのか。採用が目的である以上、採用指標で会話できる会社を選ぶべきです。
②対応範囲はどこまでか
企画・撮影・編集・投稿・分析のどこからどこまでを担えるのか。
特に撮影の扱いは自社の負担を大きく左右します。代行会社が訪問撮影を行うのか、自社で撮影を行って編集・投稿だけ任せるのかは、必ず確認したいポイントです。
③動画の先の候補者体験まで設計できるか
SNS上で閲覧数が伸び、自社の認知度が上がることは一定の成果と言えます。ただし採用広報として、そこがゴールではありません。求職者のエントリーや企業理解が進み、自社の志望度アップにつながることで意味を持ちます。
そのためにはSNS単体ではなく、その先の採用ページや応募フォームまでの導線設計、さらに「視聴後に求職者がどう行動するか」を見据えた運用が欠かせません。動画制作のみの会社と、候補者体験の全体像を設計できる会社では、成果に違いが出ます。
④料金体系と契約期間
料金体系には大きく分けて「月額固定型」と「成果報酬型」があります。初期費用の有無や最低契約期間の長さ、投稿数・動画本数による違いも確認しましょう。
相場観は後述しますが、安易に安価なサービスを選ぶことはおすすめしません。上記1〜3の評価軸を基に、費用対効果を鑑みて判断しましょう。
サービスタイプ別の向き不向き
SNS採用代行は、サービスの範囲や各社の得意分野によって大きく3タイプに分かれます。
①SNSマーケティング専業型
SNSアルゴリズムやトレンドへの感度が高く、閲覧数を伸ばす技術に長けています。一方で採用実務の知見は限定的なことが多く、数字は伸びても応募にはつながらない可能性があります。
大手企業やブランド力の高いサービスを有する企業が、認知拡大をするのに向いています。
②採用特化・動画制作会社型
採用文脈でのコンテンツ制作に強く、企業の魅力を発信する企画の型を持っています。制作の品質は期待できますが、投稿やアカウントそのものの管理、投稿後の効果分析といった「運用」や、応募フォームまで誘導する「設計」などは自社で担う必要があるケースも。
自社内でSNS運用の工数と人手を確保できる企業に向いています。
③RPO・採用支援一体型
採用代行(RPO)を始めとする採用支援全般を手掛ける会社が、SNS運用まで担うタイプです。採用実務と候補者心理の知見を有することを前提に、動画から応募までの導線設計もできるのが強みです。さらに、選考書類のスクリーニングや面接日時設定など、応募者対応まで包括的に任せられます。
単発施策ではなく採用広報全体の中でSNSを運用したい企業や、自社内のリソースが限られている企業に向いています。
SNS採用代行の費用相場
料金は委託範囲や料金形態によって大きく変わります。初期費用(アカウント設計費など)が別途かかる場合もありますので、見積もりの際には各サービスの対応範囲も含めて比較・検討してください。
月額固定型の場合
月額10万〜30万円程度が中心帯で、動画制作の本数や撮影の頻度によって上下します。採用戦略の設計や導線改善まで含む包括的な支援では、月額30万円を超えるケースもあります。
成果報酬型の場合
成果報酬型では、応募1件あたり数万円、採用1名あたり数十万円という設定が一般的です。固定費を抑えられる半面、成果の定義がサービスごとに異なるため、「何をもって成果とするか」の確認は必須です。
株式会社NOVELのSNS運用代行では、投稿本数と契約期間のほか、ご予算や支援の範囲に応じて最適なプランをご提案可能です。運用代行にお悩みの際はぜひお気軽にご相談ください。
SNS採用代行のサービス比較
ここではSNS採用代行の主要サービスを紹介します。ここまでご紹介した比較軸やサービスタイプを参考に、自社の課題とマッチする会社を検討してみてください。
なお、料金やプラン内容は変更される場合があるため、最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。
株式会社NOVEL

クリエイティブ×採用代行(RPO)に強みを持つ採用支援会社です。採用戦略の上流設計から顧客に伴走し、コンテンツ制作・応募導線の構築・応募者への対応に至るまで、包括的なサービスを提供しています。
ムビサク(アルファノート株式会社)

商品・サービス紹介などの動画広告に強みを持つ映像制作会社です。編集・撮影を1本単位から依頼できるほか、SNSアカウントの運用代行も手掛けています。
GOAT株式会社

SNS起点のマーケティングに特化した会社です。戦略策定から投稿後のデータ分析まで、Z世代に向けた認知拡大を得意としています。
よくある失敗パターン
最後に、SNS採用代行の失敗パターンを3つ挙げます。
再生数の実績だけで代行会社を選んでしまう
バズの実績と採用の実績は別物であり、応募につながらない再生数は採用活動においては効果を持ちません。採用指標に基づいた提案・分析ができる会社を選びましょう。
代行会社へ丸投げしすぎる
自社の魅力を引き出すコンテンツ作りには、社員の協力が不可欠です。ヒアリングや撮影協力にどの程度関与が必要か、契約前にすり合わせておきましょう。
短期間で代行会社を見切ってしまう
SNS採用の性質上、3ヶ月未満での成果判断は早計です。逆に言えば、初回提案の段階で現実的な時間軸を示してくれる会社は誠実だと言えます。SNS採用のリスク面を事前に押さえておきたい方は、下記の関連記事も参考にしてください。
▼関連記事: SNS採用のデメリットと炎上対策
まとめ
SNS採用代行の比較で最も大切なのは、各社を「SNSのプロ」ではなく「採用のプロ」という視点で見ることです。再生数を伸ばす技術は多くの会社が持っています。
差が出るのは、その数字を応募に変える設計力です。自社の委託範囲・ターゲット・予算を整理して候補を絞り、「採用指標で会話できる会社か」を確かめてください。
NOVELは、採用代行(RPO)で培った採用実務の知見をもとに、縦型ショート動画の制作から応募導線の設計までを一気通貫で支援するSNS採用代行サービスを提供しています。比較検討の候補のひとつとして、お気軽に資料請求・ご相談ください。