56歳で長年勤めた営業会社を早期退職し、定年後も勤められる会社を探していたところ、担当アドバイザーの方から、VIPドライバーのお仕事を紹介していただきました。高級車を運転したり、経営者と密接に関わるお仕事ということで、興味はありましたが、車の運転なんて家族で近所に買い物に行くぐらいしか経験がなかったので躊躇していました。でも「VIPドライバーに必要なのは運転スキルよりもその営業経験ですよ」と背中を押してもらえ、入社を決めました。

現在で働き始めて1年以上になりますが、実際、VIPドライバーの仕事には、営業マンのような高いホスピタリティ精神が求められます。お客様を目的地に安全かつ時間通りにお連れすることはもちろんのこと、相手のキャラクター見極めて、静かに移動したいタイプなのか、楽しくお話をしたいタイプなのかで対応を変えます。また、常連のお客様を乗せる場合は、お好みの香りや好きな音楽、ベストな車内温度など、どうすれば喜んでいただけるかを考え、常に先回りしておくことで、移動を楽しんでいただく工夫をします。お客様に対して真剣に向き合えば向き合うほど、その方にとって代えがたい存在になれます。営業の仕事と通じる部分があり、やりがいを感じています。

前職は飲食チェーンの店長をしていました。常連のお客様が多く、毎日楽しく働いていたのですが、
40代半ばに入り、毎日立ちっぱなしで夜遅くまで働くのが体力的にキツくなってきてしまい、50歳になる直前にキャリタクに転職の相談をしました。現在は担当さんから勧められ、タクシー乗務員として働いています。正直、最初は「タクシー＝就職先がなく仕方なく就く仕事」というイメージで、否定的だったのですが、転職して本当に良かったです。

接客は好きなので苦にならないし、正社員採用なのに年間の休日数は210日以上あって、それでいて年収も600万近くあるので、「前職の忙しさは何だったの！？」という感じです（笑）今まで忙しく働いてきた分、これからは緩いペースで働くのも悪くないかなと思っています。連休が取れるので、夫婦でゆっくり旅行にも行けるようになり、妻もすごく喜んでくれています。