2021.08.30

新卒だけじゃなかった!中途採用で受ける、適性検査「SPI」について

新卒採用の際、「SPI」と呼ばれる適性検査に頭を悩まされた方も多いのではないでしょうか。
そのSPIが今、転職採用の場でも利用されてきているのはご存知でしたか?
本記事では、中途採用で行われる「SPI」についての情報をご紹介します。

目次

  1. 1.中途採用にSPIを採用する理由は?
  2. 2.SPIの受け方
  3. 3.SPIと転職エージェントの関係性
  4. 4.最後に

中途採用にSPIを採用する理由

中途採用の多くは経験者採用のため、合否の基準となりやすいのはスキル職務経験です。
性格検査などが主であるSPIを受けることが少なく、面接・書類選考で合否が決まる企業も多くあります。

しかし、中途採用は新卒より選考期間が短いため、その人となりが掴めないまま入社し、会社に上手く馴染めず早期退職、というパターンが増えてきています。
ミスマッチを防ぐためにも、中途採用であってもSPIを実施する企業が増えています。

新卒採用のSPIと中途採用のSPIの違い

    SPIには
  • 高卒採用向け
  • 大卒採用向け
  • 中途採用向け
  • の3種類があります。

このことからも分かるように、中途採用向けと大卒採用(新卒採用)では出てくる問題も異なっているのです。
主な違いは、表や資料からの問題が中心になるという部分です。

中途採用のSPIで見られるポイント

企業との相性を確認するために実施するSPIは、その結果により合否が左右されます

    上記の目的以外でSPIを実施する目的としては、
  • 能力検査
  • 性格/適性検査
  • の2点です。

能力検査は、表や資料に記載されている問いに解答することで、点数が算出されます。
性格/適性検査は、例えば仕事に対しての意識や、自身のポリシーとして重きを置いているポイントについて選択形式や記述にて解答します。
どちらの検査も、出された結果と企業の基準を照らし合わせ、判断します。
それぞれの問いに対し、解答時間が非常に短いので対策を講じて臨むことが必要です。

SPIの受け方

     SPIの受験方法は大きく分けて4種類あります。
  • テストセンター
  • Webテスティング
  • インハウスCBT
  • ペーパーテスティング
  • があります。
企業により実施方法は異なります。
必ず確認するようにしましょう。

では、それぞれの形式を簡単に説明します。

テストセンター

 

❶企業からテストの会場や日時についての案内がメールで送付される
 ❷受験する会場と日時を予約(Webより予約)
 ❸自宅にて性格/適性検査を受ける
 ❹予約した日に会場で能力テストを受ける
 ※コロナの影響から会場でのテスト実施を取りやめている企業もあるので、必ず確認してください。

会場での受験日には以下の持ち物を求められるケースがほとんどなので、忘れないように気をつけましょう。

  • 顔写真付きの本人確認書類
  • 受験票
 

会場での受験の際、企業へ直接行くわけではないのでスーツ必須ではありません。
 ただ、オフィスカジュアル程度の服装が無難と言えます。

Webテスティング
必要物:ネット環境・電卓
インターネットを使用したテストになるため、ネット環境は必須です。
自宅に環境がない場合は、フリーWi-Fiがあるカフェや、インターネットカフェを利用してみるのもありです。
また、電卓を利用する問題が出題されるので用意しておきましょう。
服装は自由です。

 

インハウスCBT
企業のPCを利用して受験する方法です。
コロナの状況から、この方法を採用することは減っているようですが、環境によりこの方法を採用する企業もあるため要確認です。
企業での実施のため、服装はスーツ、もしくはオフィスカジュアルは必須です。
「私服でお越しください」といった場合でも、派手になりすぎないオフィスカジュアルにまとめるといいでしょう。

ペーパーテスト
必要物:筆記用具
企業の一室にて行う方法です。
服装は、インハウスCBTと同様にスーツ又はオフィスカジュアルで臨んでください。

SPIと転職エージェントの関係性

SPIは、個人の勉強で合否が左右されるというイメージがありますが、実は転職エージェントによるフォローが可能です。
成績自体を上げるのは本人ですが、受験後の感触が不安な時に、エージェントから採用担当者へフォローの連絡をしていただくことも可能です。
その他、SPIの重要度を企業へ確認し報告してくれたり、SPIの問題形式を過去の実績から対策をしてくれるエージェントなども存在します。
SPIに対して不安に感じる場合は、一度エージェントに相談してみてください。

最後に

SPIをまた受験することになると想像していなかった方も多いのではないでしょうか。
全ての企業で実施されるわけではないので、SPIの勉強時間があまり作られない場合は、SPIが採用基準にない募集を探してみてください。

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