2020.07.22

笑顔で見送られる退職は難しい?
「円満退社」するためのポイント

転職する際は「円満退社」で退職したいですよね?
新たなキャリアに挑戦するため、家庭に入るため、人間関係の問題など、人によって「退職」を考える理由は様々ですが、どんな理由であれ伝え方を少し工夫するだけで円満に退職することができます。
退職の決意を固めたとき、できることなら「円満退社」で辞めたいと思いますよね?
そこで今回は、「円満退社」が必要な理由と「辞め方」のポイントを具体例とともにご紹介します!

目次

1.「円満退社」が必要な理由
2.「円満退社」するために大切な5つのポイント
3.「円満退社」しやすい退職理由
4.「円満退社」をしなくていい場合
5.まとめ

1.「円満退社」が必要な理由

なぜ、「円満退社」が必要なのでしょうか?
会社を退職する際、「もう会わないから」という理由でいい加減な退社をしてしまう人も多々いらっしゃるかと思います。
しかし、笑顔で「円満に」退社することはとても大切です。ここではその理由とメリットについてご紹介します。

1-1.スムーズかつ早期に退社できる

円満退社をされる方は、スムーズかつ早期に退社されるケースが多いです。
会社に迷惑をかけない時期を見極めると同時に、必要に応じて早めの意思表示が必要です。
参加中のプロジェクトや、あなたの役職・ポジションによっては「今辞められると困る」と引き止められてしまうでしょう。

法律上(民法/労働基準法)で見れば、意思表示は退社の2週間前で問題ありませんが、1~3ヶ月前には申し出るのが一般的です。
引き継ぎ資料の作成や後任への引き継ぎをしっかりと行える期間と状況を確保することで、結果的には、在職企業から引き止められることなく早期かつ円満な退社に繋がります。

1-2.転職先の企業にも好印象を与えられる可能性がある

円満に退社することで、転職先企業に良い印象を与えるケースもあります。
特に同業界で転職をおこなう場合、在職企業での評判が転職先の企業にも伝播する可能性はおおいにあり得ます。
いい加減な退職をしてしまった場合、在職企業が転職先企業に連絡してしまい、あなたの印象が悪くなることも考えられます。
「円満退社」をすることで、心配の種を1つ取り除くことができます。
また、引き継ぎや後任者との兼ね合いで、退職可能な時期が後ろ倒しになってしまう可能性もありますが、その際は在職企業との関係性も重視し、転職先企業に交渉し了承を得ることが重要です。
あやふやな理由での入社時期の延期は悪い印象を与えますが、「今のプロジェクトを軌道に乗せ、後任者が入社してくる○ヶ月先までは現職に注力し、○月○日に退職します」などの理由と時期を明確にすれば、責任ある行動を双方に評価される可能性があります。
「もう辞めるから」と後先を考えずに責任感のない行動をせず、最後まで誠実に業務に取り組みましょう。

2.「円満退社」するために大切な5つのポイント

退職を決意したら、意思を伝え、退職の準備期間を設けましょう。
自分の退職後に、後任者や、会社に迷惑をかけないよう、適切なタイミングで、適切な相手に伝えることが「円満退社」実現の第一歩です。
退職までの在職中や、退職後に、気まずさを感じなくてもいいよう、注意深く取り組みましょう。
「円満退社」するためのコツをご紹介します。

2-1.退職を切り出すタイミングは慎重に

退職する旨を上司に伝える際は、繁忙期を避け、プロジェクト完了したときや、業務が一区切りついたときなど、落ち着いて上司と話ができる時期を選びましょう。
また、「円満退社」を実現するためには、退職を伝えてから退職するまでの期間についても注意が必要です。
法律上(民法/労働基準法)は2週間前の申し出で辞めることが可能ですが、「円満退社」を考えるのであれば、会社の就業規則や雇用契約書をしっかり確認して行動しましょう。
退職交渉や引き継ぎには時間がかかります。
遅くとも1ヶ月前に、できれば3ヶ月前ぐらいの申し出をオススメします。

2-2.退職を伝える相手と伝え方

まずは直属の上司に退職の意思を伝えましょう。
同僚や部下に相談した内容が漏れたり、さらに上の管理職に相談したりすることがないよう注意が必要です。
「少しお時間いただけますか?」と伝え、退職の意向を落ち着いて話せる日時を設定しましょう。
きちんと対面で向き合うことで、真剣味が増し、上司にも思いの丈を伝えやすくなります。

2-3.絶対聞かれる退職理由と退職後のプラン

退職を切り出す際に、避けては通れないのが退職理由と退職後のプランについての回答です。
できれば「一身上の都合」で片づけたいところですが、円満な退社を考えるなら、きちんとした理由を伝えましょう。
そして、この時の答え方が一番大事。退職理由は、決して会社のせいにするのではなく、個人的な事情や、会社ではどうすることもできない理由を伝えましょう。
会社のせいにしてしまうと、「改善するから」と引き止められたり、あなた自身の印象が悪くなる恐れがあります。
また、次の就職先が決まっていたとしても、転職先の情報は言わないでおくのがよいでしょう。
「円満退社」できたら問題ないですが、トラブルを残したままの退社になった場合、転職先に連絡されたりするケースがあるためです。

2-4.引き継ぎ準備はお早めに

継続中の業務は、しっかりと後任の担当者へ引き継ぎましょう。
自分が辞めた後でも迷惑がかからないよう、細やかな資料づくりや後任者へのわかりやすい説明などを心掛けましょう。
引き継ぎには時間がかかります。きちんとした引き継ぎができるように、準備は早めに取りかかり、退職日の1週間前までにはすべての業務を引き継いでおきましょう。

2-5.きちんとした挨拶は好印象

退職を伝えるのは、社内だけではありません!
お世話になった社外の関係者や取引先にも引き継ぎを行いましょう。
後任者の紹介をふくめた挨拶回りの時間を設けることで、相手に好印象を与えることができ、退職後の関係にも影響してきます。
時間が取れず、直接挨拶に行くことができない場合は、電話での連絡やメール・挨拶状を送るだけでも相手への誠意を示すことができます。
これまで築いた人脈を転職先でも活かせる可能性がある場合は、なおさら丁寧に対応して損はないでしょう。

3.「円満退社」しやすい退職理由

退職理由は会社の不平不満や、ネガティブなことを言ってしまいがちですが、「円満退社」を目指すのならば、個人的な事情のほかに、ポジティブな理由を作り上げること効果的です。
「円満退社」につながりやすい退職理由を5つ紹介します。

1.個人のスキルアップ

「将来したいことが見つかったので、他のところでもっと力をつけたい」「違う場所で自分の力を試してみたい」などの前向きな退職理由は、「円満退社」できる可能性が上がります。
それだけでなく、次のステップへの応援の言葉をもらえることもあるかも知れません。
同業他社への転職の場合は、あなたの評判が転職先企業にまで伝わる可能性があるので、最後まで気を引き締めて勤務することが大切です。

2.新たなチャレンジ

「今の会社とはまた違う新しいことにチャレンジしたい」「経験を活かしながら、別業界に挑戦したい」など、会社側に改善の余地がない理由は上司からすると引きとめにくいものになります。
「今の環境では希望を叶えられない」ときちんと伝えることで、転職はやむを得ないことを理解してもらいましょう。
強い意思を持って、将来への思いを伝えましょう。

3.家族の介護

退職理由が「家族の介護」と言われると、上司はそれ以上踏み込むことができません。
反対することはできませんし、同僚からの理解も得ることができます。
生活スタイルの変化やプライベートな事情は、スムーズに話が進みやすい傾向にあります。

4.結婚や出産を機に家庭に入る

おめでたい理由である「結婚・出産」は「円満退社」になりやすいです。
ただし、産休制度などが整っている企業だと、復帰をお願いされることがあるので前もって理由を考えておきましょう。
例えばパートナーの転勤についていくなどの理由があれば、やむを得ないと了承を得やすくなるでしょう。

5.遠方に引っ越しする

実際に引っ越しを考えるのであれば、「〇〇な理由で引っ越しする」「地元へ戻る」なども効果的な退職理由です。
退職後に顔を合わす機会もなくなりますし、人間関係の悩みがあった場合にはその問題から開放されます。
ただし嘘の場合は、街中でふいに顔を合わせる可能性があるので、注意が必要です。

4.「円満退社」をしなくていい場合

できれば「円満退社」したいところですが、話し合いが長引いて転職先の入社日に影響が出てしまう場合や、パワハラに遭っている場合、体調を崩している場合などは、諦めも肝心です。
退職の意向を伝えたことで「明日から来なくていい」「辞めるなら損害賠償を請求する」と脅された場合も、「円満退社」しなくても構いません。
法律では、退職の意思表示から14日後には退職でき、会社都合の解雇には30日以上前の勧告が必要などが定められています。
脅すような発言にも焦らず、なるべく早く退社できるよう手続きを進めましょう。
トラブルでの退職や、もめる辞め方も中にはありますが、引き継ぎさえきちんとしておけば会社への迷惑は少なく済みますし、大きな問題にはならないはずです。

5.まとめ

「円満退社」したいと思うのは、当たり前。時には諦めることも肝心ですが、会社のルールや社会人のマナーに沿って行動し、早めに準備をおこなうことが、「円満退社」に近づく大きなポイントになるでしょう。
社内で重要なポジションに就いていた場合や、人手が足りない場合などは引き止められることもあるでしょうが、意思を強く持ち、退職の意向をぶらさないことが大切です。

会社も違えば、人間関係や事情もそれぞれ違います。1人で悩む前に一度、まとめてキャリアタッグにぶつけてみてください。
転職するにあたり、在職中の会社への伝え方に悩まれる方は大勢いらっしゃいますが、「円満退社」が実現したケースも多くあります。
経験豊富なアドバイザーが、1人ひとりの事情や状況に合った退職理由を一緒に考え、アドバイスさせていただきます!
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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