求職者が面接のためにわざわざ企業を訪問する労力が省けるだけでなく、企業側も採用にかけるコストを削減できるメリットがあります。
2020年には新型コロナウイルス感染症の拡大により、当初は対面面接を予定していた企業も、急きょWeb面接に切り替えるような事例が多くありました。
そこで今回は、面接の新常識となったWeb面接の流れやコツ・注意点について、しっかりご紹介します!
Web面接(オンライン面接)とは?
Web面接とは、企業の面接担当者と求職者のパソコンやスマートフォンをインターネット回線でつなぎ、面接をおこなうことです。対面面接と大きく異るのは、「機器を使用する」「モニター越しに会話をする」の2点になります。
機器はもちろん、面接に用いるアプリの準備が必要となるので、対面面接とは違った注意が必要となります。
Web面接(オンライン面接)の流れを簡単に解説!
1. 面接のスタイルを確認する
面接につかうアプリは企業によって様々です。代表的なものに、Zoom・Skype・Google Meetなどがあります。
事前に登録やインストールが必要なものから、URLでアクセスできる簡単なものまで形式も様々です。なので、事前に必ずアクセスできるかを確認しましょう。
あらかじめ使い方をマスターしておき、面接をスムーズに乗り切りましょう。
2. 備えあれば憂いなし!面接の環境整備は入念に
PCやスマートフォンなどのIT端末だけではなく、マイク・イヤホン・部屋の明るさ・インターネットの接続環境などを事前確認しておきましょう。3. いざ!Web面接当日の流れ
面接開始15分前には準備を整え、一度アプリにアクセスしてみましょう。ログインのタイミングは、10分前がおすすめです。ただし、こちらから通話を開始せずに、相手からの招待を待ちましょう。
Web面接(オンライン面接)のコツ
1. 口角を上げて、明るい印象づくりを
Web面接は、対面面接とちがい、モニター越しで会話をするため、どうしても相手の表情がわかりにくく、「こわい」や「無表情」などの印象になってしまいがちです。面接中は、普段よりも表情が明るく見えるように心がけましょう。
テーブルは白いものを選んだり、テーブルに白い紙を置くことで、下からの反射光をつくり、顔を明るく見せるテクニックもあります。
2. 話すときは、はっきり・ゆっくり・端的に
大前提として、雑音のない静かな場所で面接を受けるようにしてください。加えて、少しでも聞きとりやすく、内容がきちんと伝わるように、はっきり・ゆっくり話すように心がけましょう。
また、会話の間合いを間違えないように、しっかりと面接担当者の話を聞いてから、回答するようにしましょう。
3. リアクションはいつもの1.3倍
オンライン面接では、どうしても面接担当者との間に「距離感」がうまれやすくなってしまいます。対策としては、日常会話の1.3倍くらい大きな声を出して、身振り手振りも大きくすること。そうすることで、あなたの感情やメッセージが伝わりやすくなります。
4. 目線はカメラに
面接担当者の顔はモニターに映し出されますが、カメラはモニターの上部についていると思います。対面面接の感覚でモニターに目線を送ってしまうと、面接担当者からは「伏し目がち」あるいは「目線をそらしている」ように見えてしまします。
できるだけカメラに目線を合わせるようにしましょう。
Web面接(オンライン面接)でありがちな失敗事例と解決法
1. 接続不良や音声の不具合
途中で映像や音声が途切れ、そのまま再接続できない‥というようなトラブルのリスクがどうしてもつきまといます。そういったときでも、慌てずに原因を考え、改善が見られない場合は速やかに面接担当者に電話で連絡しましょう。
このような不測の事態にも備えて、面接担当者の緊急連絡先を必ず聞いておくのがポイントです。
トラブルが起きた際の対応も評価に繋がる可能性があるので、上手にピンチをチャンスに変えましょう!
2. 面接担当者を見下ろすような映りになってしまった
目線より低い位置にカメラレンズがあると、面接担当者を見下ろしたようなアングルになってしまいます。これでは、好印象を与えることが難しくなってしまいます。
Web面接の際は、カメラレンズと目線の高さが同じになるように設定するのがおすすめ!また、カメラは近づけすぎずにバストアップが映るような画角がおすすめです。
ほかにも今さら聞けない疑問を解決!
1. Web面接を受ける場所はどこがベストですか?
「安定したインターネット環境がある」「個室」「静か」最低限、この3つを満たす場所をおすすめします。また、背景はできるだけシンプルにしましょう。
2. 立って最初と最後の挨拶をした方がいいですか?
座ったままで大丈夫です。ただ、立ってお辞儀をすることでさらに印象を良くできる可能性はあります。立って挨拶をする際には、カメラの位置に気をつけましょう。
3. パソコンでもスマートフォンでもいいですか?
結論からいうと、どちらでも問題はありません。しかし、音声や画質などはパソコンのほうが安定している事が多いので、できればパソコンを使用することをおすすめします。