転職を考え始めた時、資格を持っていたほうが有利なのかと、不安になる方が多いのではないでしょうか。
結論、資格はあるに越したことありません。
今回は、
・資格の種類
・資格を取るメリット
・いくつかの業界に関する基本的な資格
についてご紹介します。
資格の種類について
資格には大きく分けて3つの種類があります。
・国家資格 国や国の委託先かが実施する試験で、合格した人のみ得られる資格
・公的資格 民間団体などが実施する試験で、合格すると官庁や大臣が認定する資格
・民間資格 民間団体や企業が独自に試験を行っている資格
国家資格を取得すると、自身の信用度が上がります。
転職では特に強い武器になるので、希望する業界の国家資格は調べて見てください。
資格を取るメリットとは?
資格を取得することで得られるメリットは、
1.現在の職務の知識の深さを表すことができる。
2.現在の職務以外の知識を有していることを表すことができる
資格があることで、企業に対し自身の知識レベルの指標を具体的に提示することができます。
資格は、自身の経歴と同じくらい、自身の価値を引き上げる材料になるということです。
取得する資格の選択とは
資格を得るメリットふたつは、目的に応じて優先すべき資格が変わります。
現在の職種と同じ分野への転職であれば、メリット1の資格を、新たな分野を目指す場合は、メリット2の資格を優先しましょう。
多くの職種で役立つ資格
TOEIC
英語のスキルを表す為には、必ず受験するであろう民間資格。
グローバル化が進み、プライベートも仕事も英語での実践的なコミュニケーションが求められつつあります。
具体的な基準の点数は、600点以上が最低ライン。
外資系企業や海外事業部を目指す場合は800点以上が必要になります。
MOS(Microsoft Office Specialist)
ビジネス書類や提案書作成などで利用する、Excel,Word,PowerPointの能力を表す民間資格。
営業職も事務職もどちらにおいても取得して損はありません。
転職を考える多くの人へオススメする、ビジネス全般の基本的な資格です。
中小企業診断士
中小企業の経営者と経営課題を見つけ助言を行う専門家になります。
国家資格であり企業からの評価も良く、キャリアアップを目指す転職にオススメです。
金融業への転職
金融業界の業務には資格を有している必要がある業務があります。
所属部署にもよりますが、金融業界への転職を目的とする場合は、これから紹介する資格を取得することをオススメします。
ファイナンシャルプランナー
就活生の時点で取得されることの多い資格でもある、ファイナンシャルプランナー。
関わる節約や税金、住宅ローンなど生活に関わるお金に特化した資格です。
ファイナンシャル・プランニング技能士の国家資格と、民間資格であるCFP、AFPがあります。
この2つの違いは以下のURLをご参考にしてください。
参考:FP技能士、AFP、CFP 同じ資格なのに違いは何? 目指すならどれ?
証券アナリスト
法人に対しても、個人に対しても投資に関するご提案やご相談を受ける際に必要な知識を得ることができます。
様々な情報から投資に関するアドバイスや管理を行うプロフェッショナルとなります。
IT業界への転職
IT企業の営業と技術者で必要な知識も異なるので、希望する職種に応じて選択してください。
ITパスポート
ITパスポートはネットワークや、セキュリティ、AI、ビッグデータなどに関する基礎知識を問う国家資格です。
この資格は就活生も取得を目指す資格の1つで、合格率は50%と比較的高い資格になります。
IT企業の営業や事務などを志望する場合はこちらの取得を目指しましょう。
基本情報技術者試験
IT業界の中でもIT技術者(SE/プログラマー)を目指す方向けの基本的な国家資格になります。
こちらの資格ではアルゴリズムやデータの取り扱いなど実務における基礎知識を問われます。
ITパスポートに比べ、難易度は少し高め。
未経験からIT技術者を目指す場合は基礎知識を習得するためにも、合格を目指しましょう。
まとめ
資格がなくても未経験の業界へ転職することは不可能ではありません。
ただし、資格の有無で、入社の際の条件や所属部署の選択の交渉難易度が異なってきます。
業界のことを知る意味でも、今回ご紹介した資格の取得は是非目指すといいでしょう。