INTERVIEW

ノーベルで身につくのは
営業力を超えた提案力

青戸 勇貴

共同代表_コンサルタント_
キャリアアドバイザー

NOVEL

AOTO YUKI

体当たりだった創業期

HR業界にド根性な体育会系の会社が多いことはもはや周知の事実かもしれませんが、創業当初のノーベルも、大筋では例外ではなかったかもしれません。とにかく足を使って、泥臭く求人広告のセールスに励む日々。特に創業したばかりの1年目は、ハラハラしながら給料日を迎えたこともありました。それはそれで楽しかったのですが、今振り返れば、顧客の本質的な課題解決には向き合うことが出来ていなかったかもしれません。これは売上至上主義だった、という意味ではありません。むしろ、ノーベルは当初から顧客第一主義を掲げ創業し、貫いてきた会社です。

当時はというと、セールスとして目の前のクライアントの満足度を高めるために、たとえば「インパクト重視の求人広告で、とにかく応募を集めてほしい」という要望に対しても全力で応えていました。そうすると、頑張れば頑張るほど、関係が長続きしなかったんです。理由は明確で、せっかく採用した人材にミスマッチが発生し、早期離職に繋がっていたからです。これはあくまで一例ですが、クライアントの採用後に対しては責任を持とうとしない求人会社がほとんど。私たちは「顧客の要望に応えているはずなのに」と、構造そのものに対して純粋に向き合うことにしました。

足りていなかったのはユーザー目線。ここでいうユーザーとは目の前のクライアントではなく、クライアントが採用する求職者(エンドユーザー)です。広告制作を行ううえで求職者目線を見失ったことは一度もありませんでしたが、心の底から、100%理解を出来ているかと聞かれると自信がありませんでした。そこで私たちはBtoBだけでなくBtoCにもフィールドを広げ、エンドユーザーが何を求めているのかに対して、なおいっそう真剣に向き合うことにしました。企業と求職者の双方からベストマッチを実現できるよう、採用支援×転職支援の相乗効果で発展を目指す形態へとシフトしたのはその頃です。

転職エージェント「キャリアタッグ」をスタート

そうして始まった新サービス「キャリアタッグ」。関西エリアを中心に、求職者にとことん寄り添う転職エージェントとして本格的なキャリアコンサルティングをスタートしました。
IT、金融、医療、メーカーなど、これまでBtoBで渡り歩いてきた経験は、各業界のビジネスモデルへの本質的な理解の深さとつながっており、質の高いキャリアコンサルティングに活かされています。また「プロフェッショナルとして、お客様の期待に応えたい」というノーベルらしい前のめりな姿勢も、転職に悩む求職者への高いコミットメントに繋がっています。”営業畑”という属性に物々しい雰囲気を感じる人もいるかもしれませんが、セールスの本質は課題解決。キャリアタッグが急成長した理由は、セールスの地盤があったからに他ならないと思います。

Bto”B”にも”C”にも偏らない、一貫性ある提案

キャリアタッグをスタートして1年、莫大な数の転職支援をおこなった私たちには、設立時とは比べものにならないほどのナレッジを蓄えることができました。結果的にこれらは、まわりまわってBtoBに改めて活かされることになります。本当に「人が集まる」とはどんな会社かというテーマに改めて向き合うことで、クライアントにも「人が集まる」会社になってもらうことを望むようになりました。業界にありがちな表面的な売り切りセールスとは一線を画し、採用、労務、評価、RPOなど、課題解決型のコンサルティングを行うセールスチームへと躍進しました。

もちろん、「人が集まる会社」とは、まず「儲かっている会社」である必要があります。そこで、グループ会社であるANDSPACEからWebマーケティングの知見を取り入れることで集客までもサポートし、クライアントに儲けていただくことで前向きな増員を行っていただく、というポジティブなスパイラルを実現することに成功しました。欠員補充よりも増員募集をお手伝いする機会が目に見えて増加。BtoB、BtoCの両方でハイクオリティな仕事を追求していった結果、ノーベルらしい強みが浮き上がってきたんです。今後も双方にとって価値ある転職・採用支援を行うHR業界のベンチャーカンパニーとして、人事領域でより影響力のある会社を目指していく考えです。

HR業界で生き抜ける人材へと育てます

MESSAGE

法人営業はもちろん、キャリアアドバイザーにとっても、一本筋の通った提案が行えることがノーベルの強みであり、やりがいです。事業展開も目まぐるしく、ゼロイチを作り上げる瞬間にも多く立ち会えるはず。HR業界は課題でいっぱいですが、まだ答えがないものに対して、不安になるのではなく、ワクワクできる人と一緒に働きたいと考えています。