Wantedly(ウォンテッドリー)とは、企業の想いと求職者の想いをマッチングさせる「価値観共感型」の採用プラットフォームです。
登録企業数は40,000社以上、登録ユーザー数は約350万人の規模を誇り、20代〜30代の若手人材の登録者が約8割を占めることでも注目を集めています。
数ある求人媒体と比べて、Wantedlyにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
採用活動でWantedlyの導入を検討している、または求人媒体の選び方に悩んでいる採用担当の方に向け、Wantedlyのメリットを詳しく解説します。
▼転職の新定番!3分でわかる『Wantedly』ってなに?
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目次
・企業がWantedly(ウォンテッドリー)を導入するメリットは大きく3つ!
【メリット1】求めるターゲットとマッチングしやすい
【メリット2】低コストで採用活動を始められる
【メリット3】採用広報ツールとして多機能
・Wantedlyのデメリット・注意点は?
・まとめ:Wantedlyは運用力とブランディングが重要。賢く運用すれば費用対効果は絶大!
企業がWantedly(ウォンテッドリー)を導入するメリットは大きく3つ!
企業がWantedlyを導入するメリットは、主に以下の3つが挙げられます。
・メリット1:求めるターゲットとマッチングしやすい
・メリット2:低コストで採用活動を始められる
・メリット3:採用広報ツールとして多機能
採用担当者を悩ませる「求職者との採用ミスマッチ」「採用コスト」。Wantedlyはこれらを解決してくれるほか、単なる求人広告ではなく自社の採用広報ツールとしての役割も果たしてくれます。
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
【メリット1】求めるターゲットとマッチングしやすい
Wantedlyはビジョンや社風、一緒に働くメンバーなど、企業が持つ本質的な魅力を求職者にアピールする採用ツールです。
給与や福利厚生の記載は禁止していることが、ほかの求人媒体にはない大きな特徴。
求職者は条件ではなく企業の価値観に共感した上で応募するため、入社後の採用ミスマッチを減らすことができます。
ほかにも「カジュアル面談」「スカウトメール」などを活用することで、企業が求める人材を獲得しやすくなります。
カジュアル面談で面接前にコミュニケーションが取れる
Wantedlyでは面接前に「カジュアル面談」の機会を設けることができます。
企業と求職者が互いの理解を深めた上で採用の意思決定ができるのがポイントです。
選考前にフラットに話し合いコミュニケーションを深めることで、企業のビジョンや方向性に共感してくれそうな人材か、活躍が期待できそうな人材かを判断しやすくなります。
また、応募があったからといって必ずしも面接を受けたい求職者ばかりではありません。
カジュアル面談で自社の魅力を伝えることができれば、転職を検討段階である優秀な求職者にも選択肢に入れてもらえるきっかけになります。
スカウトメールの返信率は約20%!高確度でターゲットにアプローチできる
Wantedlyの機能の一つに、求職者へ企業自らアプローチすることができる「ダイレクトスカウト」があります。
自社にマッチしそうな求職者に直接メッセージを送り、企業が主体的に採用活動を行うことができます。
求職者からの応募を待つ必要がないため、採用の確実性を高め内定までの期間短縮にも繋がります。
驚くべきはダイレクトスカウトの返信率。
一般的な求人媒体のスカウトメールの返信率は10%以下と言われている中、Wantedlyのダイレクトスカウトの返信率は平均約20%と非常に高い水準となっています。
これはWantedlyが共感型の求人媒体だからこそのメリットです。
20〜30代の若手人材が中心に登録している
Wantedlyでは約350万人の登録ユーザーのうち8割近くが20代〜30代となっており、若手人材が中心に登録しています。
少子高齢化による若手世代の減少、ワークライフバランスなど仕事に対する意識の変化によって、20代〜30代の人材獲得は競争激化を極めています。
「若手をターゲットに採用したいが、なかなか成果を得られない…」というお悩みを抱える企業にとって、Wantedlyは有効な求人媒体のひとつといえるでしょう。
【メリット2】低コストで採用活動を始められる
Wantedlyはほかの求人媒体に比べ、安価で採用活動を始めることができるのも採用担当者にとって嬉しいポイント。
Wantedlyは月額5万円・最低6ヶ月から導入することができ、成功報酬は一切ゼロです。
しかもトライアルとして30日間の無料期間があるため、約1ヶ月間は実質無料で運用することができるのです。
企業によってはWantedlyを導入することで、数百万円のコスト削減も実現します。
無制限・無期限で募集を掲載し続けることができる
Wantedlyでは求人募集の掲載数に制限がありません。
プランに関係なく、何職種でも無制限に募集ページの作成・掲載が可能です。
職種はもちろん、新卒・中途・インターンなどさまざまな採用形態に対応しています。
また、一度公開した募集ページは管理者が公開を停止しない限り掲載し続けることができます。
一般的な求人媒体の場合、1職種の掲載ごとに費用がかかり掲載期間も決まっていることがほとんど。
Wantedlyでは利用期間中なら何職種でも無制限・無期限に掲載し続けることができるため、中長期的に人材を確保したい企業にもおすすめです。
リポスト機能で何度でも募集を掲載できる
Wantedlyには「リポスト」という機能があり、既存の募集掲載を更新し再度掲載することができます。
例えば「応募状況が芳しくないため、内容を修正したい」といった時にも効果的です。
Wantedlyでは募集ページ掲載後、時間が経過するとSNSのタイムラインと同じように埋もれていってしまいます。
しかしリポストを行うことで再び求職者の目に留まりやすくなり、応募数が改善される場合もあります。
1,000種類以上の福利厚生サービスが受けられる
Wantedlyには「Perk」という福利厚生サービスがあり、Wantedlyを利用している企業は初期費用・月額費用ゼロで利用できます。
飲食店の割引クーポンや英会話の無料レッスンなど多種多様なサービスを網羅しており、その数は1,000種類以上!
自社で福利厚生を充実させるのが難しい企業にとって、Wantedlyを導入するだけでさまざまな福利厚生を導入できます。
従業員満足にも繋がるため、企業・従業員双方にメリットがあるお得なサービスです。
※Perkはプランによって利用人数制限があります。
※サービス内容は変更になる場合があります。
【メリット3】採用広報ツールとして多機能
Wantedlyはコンテンツの発信やイベント開催も簡単にできるため、採用広報ツールとして機能性に優れています。
年々激化する採用市場において、自社にマッチする優秀な人材を集めるためには、従来の求人媒体や人材紹介など「受け身の採用」にばかり頼っていてもなかなか成果が出ないのが現実。
企業自ら積極的に情報発信し、応募獲得に繋げる「能動的な採用」が必要不可欠です。
Wantedlyが採用広報ツールとしてどのように活用できるのか、具体的な方法を紹介しましょう。
採用サイトの役割を果たす
Wantedlyは募集ページのほか、企業のプロフィールページを作成することができます。
プロフィールページは理念やビジョン、求める人物像など、企業の想いを発信することができる採用サイトとして活用できます。
「新しく採用サイトを作りたいけれど、コストがかかってしまう…。」
そんなお悩みを持つ採用担当者にとって、Wantedlyは募集ページも採用サイトも一度に作成できる一石二鳥の採用ツールです。
操作方法も簡単なので、掲載情報を修正したい時もWantedlyならすばやく更新できます。
プロフィールページにはブログやポートフォリオを掲載することもできるので、オウンドメディアとして他社との差別化を図ることも可能です。
ブログ機能(ストーリー)でさまざまなコンテンツを発信できる
Wantedlyには「ストーリー」というブログ機能があり、社員インタビューや社内カルチャーなど、募集ページでは伝えきれない自社の魅力を発信することができます。
企業のリアルな声を届けることで求職者の共感度が高まり、その企業で働くイメージも湧きやすくなるので、応募の促進が期待できます。
ストーリーの構成や内容、文字数に決まりはなく、自由に作成できるのが嬉しいポイント。
募集ページと同様、無制限・無期限に掲載することができます。
ミートアップ機能でさまざまなイベントを開催できる
Wantedlyの「ミートアップ機能」では、会社説明会や交流会などのイベントを自由に開催することができます。
ミートアップは求職者との接点を増やし、優秀な人材を確保する絶好の機会です。
面接ではないフラットなシチュエーションで社員と参加者が交流できるので、自社の魅力を理解してもらいやすくなります。
運用次第でページのPV数がアップし、露出度を高められる
Wantedlyでは募集ページに「応援する」という、SNSの「いいね」のような機能があります。
応援することでPV(ページビュー)数がアップし、求職者に募集ページが発見されやすくなります。
より多くの求職者の目に留まることで、潜在層とのマッチング率が高まる可能性も十分にあります。
また、PV数や応援の数が上がれば「人気の募集」に掲載される可能性が高まります。
通常の求人媒体はプランごとに掲載順位が決まっていることも多く、どれだけ充実した求人情報を掲載しても求職者に発見されなければ効果は薄れてしまいます。
Wantedlyではたとえネームバリューの低い企業でも、運用次第で募集ページを上位表示させることができるのです。
SNSへの拡散が簡単
WantedlyはSNS(Facebook、Twitter)との連携に優れています。
募集ページにシェアボタンが設置されているので、募集ページ公開後はSNSですばやく拡散することができます。
今やSNSは情報収集ツールの一つとして活用されているため、まずは企業を知ってもらう、募集を発見してもらうためには非常に有効な手段です。
Wantedlyのトップページやアプリ、SNSに広告配信ができる
Wantedlyアプリ内やトップページ、SNS(Facebook、Twitter)に広告配信することができるため、より多くの求職者にアプローチすることが可能です。
現在Wantedlyが導入している広告配信サービスは、以下の4種類となります。
【アプリ内広告】
・Wantedlyアプリの発見タブ内「今週のピックアップ募集」にランダムに掲載。(1枠目〜3枠目)
【トップページ広告】
・PC版Wantedlyトップページの、募集一覧ページの上部に掲載。
・募集ページに紐づく職種を登録しているユーザーへ配信。
【Facebook広告】
・Wantedly公式Facebookアカウントにて、募集またはストーリーを配信。
・指定可能なセグメント:職種・役職・業種・エリア・年齢・性別・興味関心・募集ページ閲覧者、ブックマーク登録者・スカウト送信者
【Twitter広告】
・Wantedly公式Twitterアカウントにて、募集またはストーリーを配信。
・指定可能なセグメント:職種・エリア・年齢・性別・興味関心
Wantedlyのデメリット・注意点は?
これまでご紹介したようにいいことずくめのように感じるWantedlyですが、一方でデメリットもあります。
Wantedlyを導入する前には、以下の注意点をしっかり理解しておきましょう。
地道な運用が必要
Wantedlyはほかの求人媒体とは違い、求人を掲載して終わりではありません。
求職者に効果的にアプローチするためには、募集ページやストーリーの定期的な更新が必要です。
最新情報を活発に発信する企業の方が求職者の興味を引きやすく、魅力的に映ります。
更新が滞り古い情報のまま放置されていると求職者に悪いイメージを与えかねませんし、次々と更新される他社の投稿に埋もれてしまいます。
費用が安いという理由だけでWantedlyの導入を決めてしまうと、うまく運用できず採用ゼロという結果になってしまうことも。
効果的な運用のためには、ある程度の作業工数は覚悟しておく必要があるでしょう。
給与記載がNGのため、自社の魅力をどう発信するかにかかっている
Wantedlyでは給与の記載が禁止されているため、条件面で他社と勝負することはできません。
文章や写真などを駆使し、自社を魅力的に見せるブランディング力が必要になります。
もともとWantedlyのユーザーは、明確な意思を持って就職活動をしている求職者が多い傾向にあります。
そのため求める人材が自社の企業ページや募集ページに訪れた時、興味を持ってもらえるようなページを作り上げておかなければいけません。
まとめ:Wantedlyは運用力とブランディングが重要。賢く運用すれば費用対効果は絶大!
あらためてWantedlyを導入するメリットをまとめてみました。
・メリット1:求めるターゲットとマッチングしやすい
・メリット2:低コストで採用活動を始められる
・メリット3:採用広報ツールとして多機能
Wantedlyの導入は運用リソースの確保や自社のブランディング力が必要ですが、うまく運用すればほかの求人媒体より圧倒的に費用対効果の高い採用を実現できます。
NOVELではWantedlyの運用代行を通して、人と企業の本質的なマッチングを追求した採用コンサルティングを行なっています。
コンテンツ制作から運用サポートまで一貫して対応し、関西の会社としては珍しい「Wantedlyパートナー」に認定されています。
Wantedlyの運用サポート以外にも求人広告の無料添削サービスも行なっており、求人広告の訴求方法でお困りの企業様にライティング・デザイン制作の両面からサポートしています。
「Wantedlyの導入を検討しているが運用方法がわからない」「効果的な求人広告の作り方がわからない」といったお悩みをお持ちの採用担当者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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