ドーピングしない採用クリエイティブ

採用市場が過熱するほど、表現は過剰になります。目立つことが先行し、嘘や誇大な訴求に寄った採用施策が増えていく。その結果が、内定辞退であり、早期退職であり、企業が求職者の信用を失うことです。一方で、その反動から過剰に期待値を下げる“謙虚な採用”も少なくありません。どちらも、成果の視点が抜けているという意味では同じです。

私たちNOVELは、「ドーピングしない」をポリシーにしています。これは正直さを言い訳にするためではありません。強みを武器に、弱みを材料に変えながら、戦略的に凸凹がフィットする出会いを設計する。きれいごとではなく、成果につながるクリエイティブをつくるために貫いてきた姿勢です。

HRの現場にクリエイティブが不足していた時代から、私たちはそこを突き詰めてきました。候補者の温度を上げる採用ピッチ、歩留まりを改善する採用サイト、ターゲットに刺さる求人広告。表現と設計の力で、”合う人”を惹きつける採用クリエイティブをつくり続けてきました。

ただ、クリエイティブの精度を上げるほど、見えてくる現実があります。経営者が「いい」と思っても、採用チーム全体で機能しなければ意味がない。採用チームが動いても、受け入れる現場と噛み合っていなければ意味がありません。クリエイティブは、組織全体で機能してはじめて成果になる。その壁に、何度もぶつかってきました。

人事を解放する

採用コンサルは理想を語り、制作会社は表現をつくる。でも、それを現場で機能させるのは、人事です。どんなに良い設計も、どんなに精度の高いクリエイティブも、最終的に動かすのは人事であり、採用チームであり、現場の人たちです。

でも、その人事は余裕を失っている。母集団形成に追われ、評価制度も労務も組織設計も、本来担うべき仕事に手が届かない。板挟みになり、孤独に抱えながらも、それでも現場を回し続けている。そんな状態では、どれだけ良いものを渡しても、機能させるのは難しい。コンサルも制作会社も、そこまでは責任を持たない。結果として、誰も責任を取れないまま、採用が変わらない。

私たちは「人事る部」を通じて、その現実を何度も聞いてきました。だから採用をよくするだけでは足りないと思うようになりました。人事ごとよくしなければ、何も変わらない。雑務から、孤独から、ジレンマから人事を解放し、本来の力を発揮できる状態をつくること。社会保険労務士事務所をグループに立ち上げたのも、採用の向こう側にある人事の悩みにまで、ちゃんと手を届かせたいからです。

人事がよくなれば、企業はよくなる。企業がよくなれば、そこで働く人の毎日が変わっていく。それが、私たちの考える「働きたい社会をつくる」への道筋です。企業のためになる採用は、求職者のためになる採用でもある。本当の成果とは、そういうものだと思っています。

だから私たちは、企業の代理人であるだけでなく、求職者を置き去りにしない「本当の採用の代理人」でありたい。ドーピングしない。きれいごとでは終わらせない。地に足のついた採用クリエイティブと実務で、働きたい社会をつくっていきます。

共同代表CEO:青戸 勇貴/裵 東儁

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