大阪市に本社を構え、関西一円で飲食フランチャイズ店を20店舗ほど展開しています。
売り手市場に拍車がかかり採用に苦戦している飲食業界ですが、
当社もその煽りを受け、新規出店計画に支障が出るレベルにまで状況が悪化していました。
そこで、元同業者の知り合いから、中小から大手まで幅広く飲食業の採用コンサルティングを行っているノーベルの営業担当をご紹介いただきました。

有名FCチェーンであるためお店そのものの認知度は高いですが、会社の知名度はほぼゼロ。
お給料は可もなく不可もなく。休みが多いわけではなく、出店エリアも都心から少し離れている。
若干体育会系のノリもあり、離職率も業界水準程度には高いものに…。

これまではこういった”デメリット”をひた隠しにした求人訴求を行ってきましたが、ノーベルさんからいただいたのはその真逆の提案。
自社サービスである「社内カルテ」を活用させてもらいました。
当社用にオーダーメイドのアンケートを作成いただき、既存社員60名から意見を抽出。
初めは抵抗感がありましたが、従業員の本音を知りたいという思いもあり、プライバシーへの配慮も為されていることからチャレンジしてみることにしました。

「社内カルテ」を利用した結果、これまでぼんやりしていた当社の強みが客観的に見られるように。
当社で特に従業員エンゲージメントが高い傾向にある社員は、社内に根付くパッション重視な社風や早期キャリアアップに深い共感を抱いていることがわかりました。
正直なところそんな勢いに振り落とされてしまう若手社員もいますが、多くの若手社員が店長や役員に早期抜擢されている活気ある社風とも言えます。
多様化が謳われる時代ではありますが、当社もまだまだ中小起業。私たちらしいカラーを武器に前進を続けてもいい事業フェーズなのでは、とご提案をいただき、従業員100名規模までの方向性を決定しました。

ノーベルさんに採用全般をお任せして3年。毎月の入社数はこれまでの1.8倍に。
そして何より驚いたことに新人の離職者数が30％に減少しました。これにより、「既存店に配属⇒2年目に新店の店長に抜擢」という育成ルートを確実なものとすることができるように。そこにチャンスがあるのに、従業員不足や早期退職で攻められない歯痒さから解放されました。ノーベルさんには非常に感謝しています。